パパ活歴10年の主婦
パパ活って主婦もできるの?
なんて思いがちですが、パパ活に年齢制限はないわけで…
●お金が欲しかった…
パパ活という言葉の響きでは、若い女性と年配の資金力なる男性…という組み合わせを思い浮かべます。
確かに、こういった形がパパ活のスタンダードであることは間違いないのですが、パパ活は何も若い女性だけのものではありません。
家庭を持っている主婦の中にもパパ活をしている女性は少なくないのです。
ここでは、独身時代からパパ活を始めた主婦にスポットをあてています。
結婚して子どもを出産・子育てをしながらパパ活を続けている主婦の話です。
都内在住の坂口恵子さん(仮名:36歳)に話を聞いてみました。
「パパ活は10年以上前からやっています。もちろん独身時代ですよ。そのときはOLをしていました。当時はまだ“パパ活”という言葉はありませんでしたね。今もありますけど“交際クラブ”に登録していたんです。当時も出会い系アプリなんていくつもあったんですけど、やっぱり交際クラブのほうがしっかりしているんですよ。男性のほうもお金を持ってる人が多い印象です。というよりもお金を持っていないと男性は登録できなかったんじゃないかな。」
「目的は、完全にお金ですよ。短大出でOLをして数年経っても給料は上がらないし、このまま普通に暮らしていくのに不安を感じたんです。普通のOLってみんなそんなふうに考えていたと思いますよ。月々のわずかな給料から払うもの払って、残ったお金で3千円の服を買うのも躊躇するような生活から脱却したかったんです。」
●カラダの関係はどうだった?
“パパ活”という言葉はなく、スマホもギリギリない時代です。
それでも、交際クラブに登録していたら、いくらでもクラブのスタッフから話をもちかけられたそう。
そうなると、引く手あまた…なんて考えるのですが…。
「そこは相手次第ですよ。やっぱり相手によって断ることもありますし、そこは自分の目でしっかりと判断をしていました。目的はお金ですけど、それなりにお金を出してくれる人だったら誰とでも…という感じではなかったんですよ。カラダの関係に関してはビジネスライクに徹しようと思っていました。それでも好みの問題があるのはどうしようもないですし、それと自分の身体の問題です。排卵日とか生理日とか自分の身体のコンディションが大事ですから。」
「それでも行くときはかなり本気モードです。じゃないと相手にも失礼ですからね。そういったスタンスがけっこう声がかかる要因にもなってると思うんです。長いつきあいの人は当時からですから10年近くって人もいますよ。もちろんそういった人は人柄もいいし口も固いんです。私も若くないですけど、相手の方は年配の人が多いですよ。ですから、カラダの関係だけじゃなくて気持ちでつきあいたいなんて人もいるんですけど、逆にそういった感じのほうがしんどいですけどね。」
●お金は大事
実入りはいいのでしょうか。
「長くパパ活をやっていると、相手によっては値切ってくる人もいるんですよ。そういった人は容赦なく切ります。そこはしっかりしたいので、金の切れ目が縁の切れ目ですよ。気持ちでつきあってくるとそういったところがなあなあになってくるんですけど、もちろん夫がいますから気持ちはいれないようにしています。」
「基本的にパパ活って話し相手なんですよ。その延長線上にカラダの関係があるのかもしれませんが、それを強く求めているわけでもないし、相手の人もそれほど強く求めてくるわけじゃありません。そういったところが、途中からパパ活にシフトしていって楽な部分にもなったかな。」
「お手当は人によってまちまちです。結局は私の算段にもなるんですけど、1回で3万円という人もいれば5万円という人もいます。カラダの関係があったときは10万円なんてもらったこともありますけど。」
●パパ活では自分ルールを作る
自分に課したルールがあるんですか?
「キスはNGにしています。そこに気持ちが入ってしまうっていうか、勘違いする男性もいるので。カラダの関係のときもそうですね。流れ的にキスをしなくてはいけないときもあるんですけど、そこはしょうがないかなってあきらめてます。避妊はもちろんしてますよ。」
結婚生活との両立はできてる?
「建前は専業主婦なんですよ。仕事してるなんていうとそこからほころんでくるので。ですから、パートに出かける感覚ですよね。家計は私任せですし、夫も高収入の部類に入るので、お金に関してはバレない自信がありますよ。会うのも平日の昼間限定にしているので、相手の男性も会社経営者とか社会的に地位の高い人が多いので、その点も安心かな。」
「パパ活と家庭生活ってワンセットに考えてるんですよ。この10年パパ活で稼いだお金はほぼ貯金してます。郊外にマンションが買えるくらいになりましたよ。」
こう話す恵子さんからはパパ活に対するプロ意識みたいなものを感じさせられます。
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